_ ほぼ毎日見ている技術者のブログに、数値計算に関する愚痴が書かれていた。あるデバイスの特性がある近似の下では特定のパラメータに比例し、誤差は1%以下だという結果を報告したところ、その結果が信用されずに別の人間が高価なソフトを使ってシミュレーションすることになったという話である。可能な限り簡単な近似で本質を突く、しかも定量的なことまで言えるのだから、素晴らしいことだと思うのだが。

_ ここ数日は、ソフトの操作だけして頭を使っていないと反省気味であり、今の自分に何かの方程式を解析的に解くなんてことはできないと思っているので、余計にこの人が気の毒に思える。

_ 急に気温が上がったので、寝る時の格好や窓の開け閉めなどが上手く行かずに寝不足気味。今は机に向かって勉強する気力がないので、週末にじっくりやれると良いのだが。

_ 前職では自分でプログラミングしていた計算が、今はソフトに備え付けの機能で同様の計算ができる。ソフトのマニュアルを読みながらやってみたが、便利な機能だなぁと思う。前職は評価量が特殊だったことが自作した理由なのだが、備え付けの機能は使い勝手が良いし、できることも沢山ある。ソフトの使いこなしの問題ではあるが、それができないと仕事にならないのだから、積極的に覚えておく必要がある。テレビゲームの裏技と同じノリだが、それだけ分かっても上手く行かないのが違いだろうか。

_ 今日は２つの数値計算について勉強していたのだが、終わってみると本質からそれた枝葉末節のところで悩んでいただけではないかという気がしている。1つは師匠の下で修行中の計算だが、コピー＆ペーストの間違いとか、どうでもいいところで躓いている。もう一つはある微分方程式を数値的に解こうというヤツなのだが、これも途中の計算で止まっている。

_ 一番の問題は、他人の計算結果と合う／合わないで悩んでいることで、物理現象のイメージから「本来ならこういう結果になるべきで、実際にはそうはなっている／いない」という方向での考察には至っていない。まぁ、最初は誰だってそんなものだろう。

_ ここ最近、どんなスキル ― 特に数値計算の手法 ― を身に着ければ良いだろうかという発想ばかりをするようになっていた。本来は、これから何をしようとしているかによって、必要なスキルが決まるはずである。まぁ、方法を目的にしてしまうのも楽しいんだけど、そればかりというのは問題である。

_ もう少し、手元にある物理の本を読もうと思う。