週記以上日記未満 in November, 2016

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Nov.13,2016 (Sun)

▼ 意外と長引く

先週末の喉の痛みは薬で抑制できたが、その後は咳が続いて鼻の調子も今ひとつ。特に夜になると咳き込んでよく眠れず、麦門冬湯は全く効かないのでコンタックせき止めSTを飲んでいるが、今のところ大きな改善は見られない。

体調を整えないと勉強も思うように進まない。

▼ 亀よりも遅く

統計力学(阿部龍蔵)のMaxwell-Boltzmann分布のところを読んでいる。$\beta$を$\beta + d\beta$としたときの$f = \sum e^{-\beta e_i}$の変化を調べることで、$f$と$\beta$の意味を調べるところなのだが、
\[
d\left(\ln f\right) = -\frac{\sum e_i e^{-\beta e_i}}{\sum e^{-\beta e_i}} d\beta = -\frac{E}{N}d\beta
\]となることから、熱力学でこれと同様な形をした公式を比べるために、Helmholtzの自由エネルギーを$F$、絶対温度を$T$とすると、体積が一定の場合には下記式が成り立ち、
\[
d\left(\frac{F}{T}\right) = -E\frac{dT}{T^2}
\]二つの式を比べると$\beta$が$1/T$に比例することが分かる…という記載なのだが、随分と強引な進め方に思える。この本は場の理論(Green関数)入門というべきものだろうし、既に別の本で$\beta=1/k_{B}T, F=-k_B T \ln Z$であることは知っているのだから、そういうものだとして通り過ぎることにして、後日別の本を読むことにしよう。

それにしても、線形応答理論に辿り着くのはいつになるのだろう。現在7/220ページなのである(苦笑)

Nov.18,2016 (Fri)

▼ 復旧途上

明らかに、咳き込むことが激減した。まだ100%回復ではないけれど、嬉しいことである。

▼ 継続して学ぶこと

「しごとの基礎英語」(NHK Eテレ 月〜木の22:50〜23:00)を見るようになって1ヶ月半になる。当初はラジオ番組にするつもりだったのだが、ネットラジオレコーダー(Mac版)を購入したものの予約録音が上手く行かず(*1)、確実に予約できるHDD/BD/DVDレコーダで前記番組を録画することにしたら、これがなかなか面白い番組だった。1回10分という時間もお手軽である。

最初は何も見ずにスキットを追えるか試して、その後の解説等も見る。2回目以降は、テキスト片手に聞き取れなかった部分のチェックを中心に、スキットの部分を数回繰り返して見る。そして、行けると思ったところで再びテキストを見ずにスキットを追ってみる…という感じでやっているが、これで1回30分くらいだから、大した負担では無い。そのうちシャドウイングもやった方が良いだろう。

また、「フレンズ」のBlu-ray BOXを購入して2週間ほどになる。最初は適当に数話を日本語吹き替えで見て、その中で面白いと思った話を英語音声・英語字幕で繰り返し見ている。今の課題はもっと語彙力をつけることだろう。結局やることはパターンマッチングなので、いくら耳を鍛えても、知らない単語があったら意味が無い。

フレンズは日本語訳付きのスクリプトを公開しているサイトがあるので、それも使っている。Blu-rayの字幕だと意味が通らないことがあったので、前記サイトで確認したら、字幕の方が間違っているようだ(*2)。こういうサイトの存在は非常にありがたい。

▼ 「英語を話せる馬鹿」

英語の勉強について色々書いたが、先日、英語だけできても無意味であるという実例を目の当たりにした。

我々、取引先、取引先の取引先で三者会談をやることになり、取引先の取引先の担当者は米国人なので、取引先の英語ができる人が通訳をしてくれるという話だったのだが、通訳担当がこちらが打ち合わせたいと考えている内容を理解していなかった(*3)。そのため双方に誤解が生じかねないので、たまりかねた私の上司がbroken Engilishで直接遣り取りをする状況になったのだが、上司が打ち合わせ後に通訳担当を評して発したのがタイトルの言葉である。

「何を話すか」があってこその語学力であると改めて実感した次第である。

*1: Macを立ち上げておくだけではダメで、ソフトも立ち上げておかないと予約録音できなかった。流石にそれを毎日やるのは面倒。
*2: 第9シーズン第19話の1シーン。字幕では"coaster"だが、どう考えても"co-star"だろうと思う。
*3: それまで遣り取りしたメールやその添付ファイルを読めば把握できることであり、当然そのメールは通訳担当にも配信されていた。

Nov.20,2016 (Sun)

▼ エントロピーで立ち止まる

結局、「マクロな体系の論理」(吉岡大二郎)を読み直している。また、「今度こそ納得する物理・数学再入門」(前野昌弘)を読んで、エントロピーと温度について、本に記載されている内容(*1)に加えて、「温度が高い(低い)ということは、取り得る状態数が多い(少ない)から、エネルギーの変化による状態数の変化"率"が小さな(大きな)ものになるということなのだろう」解釈(屁理屈?)が言えるだろうなと考えた。根拠は下記の式。

\[
1/T = \frac{\partial S}{\partial E} = k_B \frac{\frac{\partial W}{\partial E}}{W}
\]

Helmholtzの自由エネルギーについても、何かイメージを持ちたいところである。

*1: それは上記書籍を読んで貰うとして…

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