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昨日今日とパイナップルケーキが有名な国に海外出張に行ってきた。愛媛ではない松山空港と言っても良いだろう。
事前のメールの遣り取りで、大半の事項は解決していたのだが、今後のことを考えて、面と向かって話す機会を持つことは意味があると思うし、初めて行くところだったので、興味深かったというのもある。ただ、何故かホテルで寝付きが悪く、さらに同じ階の宿泊客が騒いでいたため眠れなくて、今日はキツかった。
あと、英語のリスニング力の向上が実感できたことも大きな収穫だった。2ヶ月ほど前の海外出張は、(片言よりは遙かに上手だが)ゆっくりとした英語でも上手く聞き取れなかったのだが、今回は結構流暢な英語で話されても、半分以上は意味を正しく理解できたと思う(*1)。まだ十分とは言えないので、英語の勉強は継続しよう…というか、趣味と考えた方が良いかも。
仕事とは無関係なんだけど、行きの飛行機の中で「マクロな体系の論理」を読んだ。「統計力学とはこんなもの」というイメージが持てるようになった(気がする)ことが、昨日今日で最大の成果だったように思う。そして、その理由には、量子力学を面白いと思った理由との共通項があったりする。一見すると非常識に思える法則によって常識が説明できる、というヤツである。
量子力学だと、電子が波の性質も持つという日常感覚からは想像できない法則から、日々の生活に不可欠な半導体の動作原理が説明できるところが面白いと思った。統計力学だと、ミクロな世界では何でもありという非常識な法則から、膨大な粒子数があることの帰結として、マクロにはただ一つの振る舞いとなるのが面白いなと思うわけである。今更だけど。
粒子数、エネルギーや体積に拘束条件を課すことで、系のマクロな性質が特定されるという前提で読み進めると、随分と頭がスッキリしたように思う。この辺り、積分を計算する際は被積分関数のピーク付近だけを考えれば良いということと対応しているので(*2)、余計にスッキリしたように感じるのだろう。
社長の考え方として、責任を取れない/取らない人間が口を出すな、というものがある。社外の人間は社内の出来事に責任を取る訳ではないので(*1)、仲の良い人であっても社内のことに口出しさせないということは徹底している。他人の意見に従うのが大嫌いという性格もあるだろうが、そこはぶれが無いなぁと思う。
前任者の責任感の欠如が著しいことは過去に書いたが、上司がこの話をサラッと触れる程度に社長に話したところ、案の定、上述のような反応が出た。上司も前任者のことを持て余している節があり、私にも「上手くやってくれ」とか言うだけである。自身では捌けないと判断したので社長に投げたのだろうが、これで今後の展開があれば面白いと思う。
今週、河豚と九絵を食べる機会が二度あった。
一回目は、偉い人が参加する忘年会に数合わせとして呼ばれたら、美味しい魚介類を出すお店で、偉い人のおごりで色々美味しいものを食べることができた。二回目は、いつもの面子でいつものお店で忘年会である。どちらのお店も美味しかったが、調理法は後者の方が自分好みだった(慣れかな?)。
多分、首都圏での忘年会はこれが最後で、あとは帰省してからになると思う。