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最終合格に尽きる。
ただし、仮に合格しても、当初期待していたような、自由に使える時間がグッと増えるということにはならないかも知れない。昨年の一次試験以降は、さしたる試験勉強はしていないのだが(*1)、それでも思い通りの時間の使い方ができなかった。
その理由の一つは、集中力の欠如だと思っている。部署内の我儘な人達に手を焼いており、プライベートな時間にもそれを思い出して、苛ついてしまうことが少なくなかった。昇格した頃に比べれば状況は格段に改善したが(*2)、まだ十分とは言い難い…特に意地悪爺さんの方が。この問題の解決には、最終合格も含めてスキルアップに勤しむことと、外部リソースを上手く使って彼への依存を減らすことだと思っている。
あとは引っ越しと言いたいところだが、ちょっと微妙。3月〜4月が引っ越し先を見つけやすい時期だけど、ここで試験勉強に水を差すようなことになっては意味がない。上記の勉強状況を考えると、お世辞にも余裕があるとは言えないし。今のところ、7月中の引っ越しを目標に、不要なものの処分を進めておくつもりでいる。あとは良いタイミングで良い物件が見つかるかどうかだろう。
上記の合間に物理系の話を楽しみたいと思っているが、ここで書くことはそれを中心にしたいものだ。
今年初めて2次試験(論文)の勉強をしたという意味である。更にいうと(書くと?)、紙と鉛筆ではなくEmacsで書いたけど。
帰省した際には実家周辺、つまり、子供の頃の行動範囲を30分から1時間程度散歩した。普段の生活でも、休日は住まい周辺を同程度の時間を掛けて散歩するのだが、感覚的には大きく異なるということに、何故か最近気がついた。
実家付近の場合、建物が変わっていたりすることはあるにしても、「○年生の頃にここでこんなことをしたな」という場所が数多くある。しかしながら、当たり前のことではあるが、今の住まい付近ではそのような場所はない。
15年近く同じ場所に住んでいるので、もっと早くにこういう感覚を持ってもおかしくはないのだが、何とも不思議な気分。多分、今回は、実家付近での散歩の翌々日に今の住まい周辺の散歩をしたからだと推測している(今まではもっと間隔があった)。
最初に手を付けたのは去年の問題である。去年の二次試験終了時から何もせずに半年経った今、その時以上の出来になる訳もなく、参考答案を箇条書きにまとめて頭の整理をしたという程度。まだ十分な理解には至っていないので、反復が必要だ。最初はペースが上がらないだろうが、慣れてくればサクサク進むようになると期待している。早ければ3月中、遅くともGW連休前には過去15年分の問題を2〜3周して理解を深めておきたい。その後は、初見の問題に対する対応力を養うために、受験機関の答練(新作問題)でもやろうかと思っている。
以前受講していたゼミの講師が、大学受験では志望校の過去問をやったはずだし、一次試験では皆が過去問を勉強するのに、二次試験では過去問を重要視しない人が多いのが不思議だと言っていた。一次試験は60問×5枝=300枝が出題されるので、10年分(3000枝)を解けば全体をカバーできるだろうが、二次試験はそうではないので(*1)、過去問には無い論点が出題されていることを心配して、新作問題をやりたくなるのかも知れない。
個人的には、まずは過去問で出題された論点を習得することが先だと思っている。決めつけは良くないけれど、同じ問題は出ないからという理由で過去問を軽視するのは、大学受験の「解法パターン丸暗記」と同じで融通が利かなくなると思っている。同じ論点でも問題設定で真逆の結論になり得るのだから、どんな論点があってどんな考え方をすべきなのかを理解することが大事なのであって、闇雲に色んなパターンの問題を解けば良いというものではないと思う。可能性のある全てのパターンを覚える訳には行かないんだし。
iPhoneの「ヘルスケア」を万歩計代わりに使っているが、日経トレンディネットの検証記事によると、十分な精度があるようである。平日は10000歩前後で悪くない数字だと思うのだが、休日はこの半分程度、下手をすると半分以下になってしまうのが気になっており、買い物などでわざと遠回りしたりして8000歩を確保した。
もっと全身運動をした方が良いとは思うのだが、それは追々。
$\pi_x = p_x + eA_x, \pi_y = p_y + eA_y$を磁場中での電子の力学的運動量、$l=\sqrt{\frac{\hbar}{eB}}$を磁気長として、$\left[\pi_x, \pi_y\right] = -i\frac{\hbar^2}{l^2}$が成り立つことを確認するだけで30分掛かってしまった。交換関係の代数的性質やベクトル積の計算方法を確認しながらやったので、こんなものかも知れない。当然この結果はゲージの選び方には寄らず、$\pi_x$と$\pi_y$が非可換なことから興味深い現象が言えるわけだが、そのうちそういう話に辿り着けるでしょう…多分。
いきなり飛ばすとすぐにバテるので、最初はこんなペースの方が良いかも知れない。勿論、後でペースが上がることが前提だけど。