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_ 海外出張というものは、コミュニケーションの難しさを際立たせるものだと実感している。現地の人との言葉の問題は勿論だが、日本にいる人とのやり取りも、面と向かって話せば容易に伝わる内容が思うように伝わらなかったりする。その反対に、日本での動向がメールだけだと良く分からない。その辺りは慣れることで解決できそうなこともあるが、全てがそうかは分からない。
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業務用のノートPCを持って行くし、ホテルはLANを使えるので、暇を持て余すことはないだろうと思っていたのだが、画面が小さくて業務だけで目が疲れるので、ホテルでも使いたいとは思わなかった。これは誤算だったので、次回は本を持って行こうと思う。業務は自分が何かの作業をするという訳ではなく待ち時間が多いので、その時間を使って内職仕込みをしておいた方が良いかもしれない。
_ 近所の書店で最近出版されたMathcadの解説本を見たのだが、正直「売る気あるのか?」と思ってしまう内容だった。前半部分は操作の説明的な内容で、入門書としてはそんなものかも知れないし、その後の「ExcelっぽいWord」or「WordっぽいExcel」という内容も良しとしておこう。しかし、Excelで計算したデータをインポートして、等高線をプロットしましょうという章があるのだが、それだけならExcelで全て完結する内容である。著者が何を意図して書いた本なのかは知らないが、Mathcadでなければできないことを売りにすべきだろう。
_ 自分の場合、師匠のノウハウを教わるという明確な目的があるが、そういった目的がなければ「Excelで十分」で終わるのではないだろうか(*1)。ソフトの出来が悪い訳ではないだけに、単なる「Word + Excel」以上の何かを提示して欲しいと思うのは贅沢だろうか。そうでなければExcelで作った表やグラフをWordに埋め込めば終わるだけの話なのだから。あるいは「Mathematicaより便利ですよー」というのでもいいと思う(*2)。
_ この本よりも「mathcad110」「Mathcad & Electric Engineering」といったサイトの方が有用だろうと思うのだが、Mathcadを使おうと思う人なら直ぐに検索で見つけると思うので、敢えてここで紹介するまでもないだろう。