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_ いつもの面子で旨い酒と魚を堪能した。最後は食べ過ぎでお腹がきついくらいだった。
_ どうしても自分の近況の話になる訳で、海外出張の話は勿論、転職とかマネジメントなどの話も結構した。転職者は入社して直ぐに他の人と同じように仕事ができないと行けないのか、とか、「使える人間だけ使えばいい」という考え方は管理職が楽をしたいだけであり、「馬鹿とハサミは使いよう」ではないのか、とか。結論が出る訳ではないけれど、その人の考え方が分かるようなテーマだった。
_ 自分自身の考えは、転職者が直ぐに他の人と同じように仕事ができることを求めるのなら、同業他社から人を引っ張るしかないと思うし、管理者の発想は「馬鹿とハサミは使いよう」だろう。もっとも、どちらも今の勤め先の人達の考え方とは異なるようだが。前の勤め先で自分が転職者に対して感じたことを思い出すと、当時のその人の気持ちが少し分かる。少しだけなのは、その人にはスキルを上げようという向上心が全く無く、何を言っても糠に釘だったからである。酒の席で聞いた話では、今も彼は自分の境遇について愚痴をこぼすだけで、それをどう改善するかという発想が皆無らしい。「彼と話していると気分が悪くなる」という人がいるくらいである。自分もそうならないよう気をつけなければ。
_ 工数仕事に巻き込まれたと思っていたが、当初の予想とは異なる展開になって、マネジメントに関して色々と考えることになった。酒の席でもちょっと真面目にそんな話をするとは思わなかったが、転職していなければこういうことを考えることはなかったか、もっと後だったかのどちらかだろう。その辺りが上手く行っている訳ではないし、それ故ストレスも色々溜まるが、転職したなりに得るものもあるってことか。
_ 以前作っていた光学薄膜設計のプログラムだが、最適化まで実装したものの、インターフェイスの部分が思うように進まないまま随分と放置プレイになっていた。元々はプログラミングを楽しむことと光学薄膜設計のスキルを身に着けることの2つを狙っていたのだが、ちょっとその余裕が取れなさそうであり、最終目標はあくまで後者なので、それを早くしたいという気持ちの方が勝ったようである。
_ ということで、CONCISE MACLEODを買ってしまった。その分野の人であれば誰でも知っているであろう、ESSENTIAL MACLEODの廉価版である。グローバル最適化はできず、滑降シンプレックス法のみでの最適化だが、自分に取ってはそれで十分だし、自分で実装したものと(*1)同じなので、内部で何をしているかがある程度は想像できる。
_ 明日から出張なのでしばらくお預けだが、帰ってくる際の楽しみが増えたってことにしておこう。