週記以上日記未満 in May, 2017

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May.14,2017 (Sun)

▼ 数学と物理

宋文洲メルマガで、下記3点が興味深いと思った。

・日本の大学生(*1)は数学の理論力と外国文献の読解力が著しく低い
・数学と物理の基礎が優れた大学院出身の研究者に5年間の時間と所要の資金を与えれば、どんな先端技術でも何とかなる
・研究開発を経験していない官僚や経営者が技術を過大評価した結果、日本企業は技術を自慢しながら経営が傾くことになった
一つ目については、過去の話であり、今はもっと酷くなっているかも知れないので、何とも言えない部分もあるが、何となくそうなんだろうなぁとは思う。二つ目については、自分自身、数学と物理の基礎がしっかりしていれば、技術系の仕事で大きく困ることはないという実感がある(*2)。三つ目は、「研究開発を経験していない官僚や経営者」に限らず、「技術の目利きができない官僚や経営者」かなぁと思う。他社の技術を過小評価してしまう「技術馬鹿」系の経営者も目にしているのが、そう思う理由だが、宋文洲氏は東芝の現状について書かれているので、そうなるのかも知れない。

*1: 彼が在籍した北海道大学の学生を指すものと推測する
*2: 私が苦労したのは、人間関係や社内政治といった、非技術的なところである

May.16,2017 (Tue)

▼ 自分が見えていないのか、自分しか見えていないのか

以前から、やりたいことから手をつけて、やるべきことが終わらない部下がいる。半年前の評価面談の際にもそれを指摘したのだが、改善しないどころか悪化傾向すら見られる。そこで、前回以上にストレートに厳しい表現で伝えたところ、下らない屁理屈をこねて自分の正当性を主張してきたので、バッサリ切って捨てた。本人に一番縁遠いスキルを必要とする業務に首を突っ込む理由が、他部門の人から質問を受けることもあるから、では話にならない。時間に余裕がある訳ではないのだから、まずはやるべきことをやって、そういうことは分かる人に振れよ、という話である。

ただ、「だからダメな奴だ」では済まされないのも事実なので、社外の人と意見交換するような研修を受けさせて、意識改革みたいなことはできないかな、と思っている。

前の勤め先だと、異なる事業部に属する似たような立場の社員同士が意見交換をするような研修があって、行くまでは嫌で仕方ないけれど、終わった後は、それなりに意識の持ち方が変わったという経験がある。また、転職後、今の業務に携わるようになった際には、社外研修を受ける中で、他社の人から色々と刺激を受けている。部下にはそういう経験が無いことは見ていて分かるので、専門知識を習得するための研修よりも、外部の人と意見交換するような研修を経験させた方が良いだろうと思う次第である。

まぁ、こういう研修は結構費用が掛かるので、上の人と相談する必要があるけれど。


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