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_ 昨日買った無線LAN対応のルータのセッティングをした。今まではUSBタイプの無線LANアダプタを使っていて、iPod touchを使うのはPCが起動している時に限られていた。これが不便だとは思っていなかったのだが、出張時にiPod touchでホテルのWi-Fiを使ってみると、PCを立ち上げなくても良いのは非常に便利だと感じたのが購入の理由である。
_ 本来なら、昨日全ての設定が終わっているはずだったのだが、1つ大きな見落としをしており、無駄に時間を費やしてしまった。iPod touchや3DSでインターネット接続ができずに悩んでいたのだが、ルータのDHCPサーバ機能を有効にしていなかった。デフォルトで有効になっているものだと勝手に思い込んでいたので、チェックしようという発想がなかった。
_ 年末年始を挟んで3ヶ月近く海外出張していたが、そこで感じたことを備忘録として書いておきたい。
_ Steve Jobsの言葉で "Stay hungry, stay foolish" というものがある。今回一緒に仕事をした人達は、良くも悪くも貪欲で後先考えずに突っ走るところがあったが、彼らを見ていてJobsの言葉を思い出した。日本人の多くは「満ち足りたお利口さん」に思えて仕方がないし、自分はそこに含まれないと言い切るだけの自信もない。
_ ニュースサイトで日本で起こっている出来事を見ると、「日本はこれでいいのか?」と感じてしまう。沈み行く船を眺めるような感じで、もうすぐ自分もそれに乗る(=帰国する)という感覚である。勿論、日本にいてニュースを見ても同じようなことは考えるが、もっとピリピリと感じるとでも言えばいいだろうか。
_ ホテル近くのスーパー(イトーヨーカドーやダイエーに相当)の電化製品売り場では、SamsungとLGのテレビしか置いていなかったが、カメラはキヤノンもニコンもあるし、ビデオカメラはソニー、JVC、Panasonicの製品が目に付いた。部品が揃えば誰でも組み立てられるというものではないので、そこでは日本がまだ優位性を保っている分野だということか。そうは言っても、半導体露光機では日本の2社はASMLに大きく差を付けられているし(*1)、エルピーダも経営破綻したし、「高性能・高品質の製品を作れば売れるんだよ」という感覚が抜けきっていないように感じる。前職での自分や周囲の仕事ぶりを考えても、性能と品質を損なわない範囲でできるだけ安く、という発想はなかったし。
_ NHKワールドプレミアムでしか日本語のテレビ放送を見ることができなかったのだが、面白い発見もあった。「ピタゴラスイッチ」のピタゴラ装置は面白い。DVDブック全3巻を注文してしまった。
_ あとは、言葉の問題だろう。「読み」はできるようになったが、「書き」と会話は全く駄目である。マクドナルドでも、会話としては成立していないが、何とか欲しい物は買えたという程度だった。ホテルは英語OKだったが、こちらがNGである。中学英語で習う程度の単語が分かれば伝えられることすら上手く伝えることができず、フロントでも、人によっては「この人、英語できないの?」と小馬鹿にした感じで応対された。伝えたいことを伝える、知りたいことを知る、という他に、不愉快な思いをしないためにも語学力は磨いておかなければいけないと実感した。楽天やファーストリテイリングに対しても「何もそこまで…」と思っていたが、今はそういう考え方もありかも知れないと思うようになった。
_ まぁ、肝心なのは、今回感じられたことが今後の行動にどう反映されるかである。