週記以上日記未満 in June, 2018

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Jun.22,2018 (Fri)

▼ タダより高いものはない

多分、30代前半までだったと思うのだが、自分のところに流れてくる経営的な情報は、好奇心を満たすもの以上の存在ではなかった。それ故その情報を元に何かをするという発想はなかったし、「そういう話が聞ければラッキー」程度にしか思っていなかった。自分の意識が低かったかなと、少々反省もしているが、情報を流す側も、「自分の部下(後輩)だから、取りあえず流しておくか」程度の考えだったり、持つ側の人間が優越感を感じるためにやっているように感じたこともある。

その点、今の立場は明らかに異なる。自分のところに経営的な情報が来るということは、それに対して何らかのリアクションを求められているということである。表現を変えると、何らかのリアクションを期待できる人間は積極的に情報を流して貰えるし、そうでなければ情報弱者になるということだ。そのような観点から自分が磨くべきスキルを考えるのも、意味があるように思う。

面倒なのは、好奇心や承認欲求(*1)を満たすことしか考えていないのに、声高に情報共有を主張する連中である。そういう輩に限って、自分の持っている情報を他者と共有しようという発想がない。「お前の物は俺の物、俺の物は俺の物」、所謂「ジャイアニズム」である。

そういう人間を上手く転がすのも、仕事の一つなのだろう。

*1: 敢えて書くことではないかも知れないが、自分は経営的な情報が流れてくるような、重要な立場にいる人間なのだと感じたい、という意味

Jun.23,2018 (Sat)

▼ 「ぽちゃん」

土曜の朝に、NHKの「チコちゃんに叱られる」の再放送を見ることがあるのだが、日常生活で目にする物理現象の話が出てきたりすると、結構楽しめる。今日は、日常生活というには無理があるが、タイムマシンが実在する理由として、特殊相対性理論(高速で移動すると低速で移動する人より時間の進み方が遅くなる)を挙げていた。

その後でYahoo!ニュースを見ていたら、水滴が水面に落ちる際に音が出る理由について、詳細な分析をした論文(*1)が出たことが書かれていた。ニュースの記事では意味がよく分からないところがあったので、論文の Abstract に目を通したところ、水滴の衝突で水面に穴(凹み)が生じる際に、水面下に気泡が形成されて、この気泡の振動が水面の振動を引き起こす、というのが今回の仮説で、それが実験結果と良い一致を示すということのようである。試験が終わったら読むつもりで論文のPDFをダウンロードしたが、これで試験後にしたいことがまた一つ増えてしまった。

こうしてみると、同じ物理系の話でも、興味の対象が変わってきたと思う。元々は、量子ホール効果や超伝導のような量子物性に興味があったんだけど、もっと身近なところで起こる物理現象に対する興味が増している。これまでも、気象現象と光学との関係(例えば、虹、空の色、ブロッケン現象)について興味を持った時期はあるが、それはちょっと例外的で、日常生活で目にする物理現象に対する興味は、それほどでもなかったように思う。好みが変わってきたのは、職種が変わったことが影響しているのだろう。メカ系に興味を持って、そこから古典力学の勉強に手を出したのが典型例だと思う。

もっとも、量子物性に興味がなくなったわけではないので、これはこれで手を出したいと思っているけれど。

▼ IPython

MacBook Proにインストールして、ちょっと戯れてみた。まぁ、sinカーブを描いただけなんだけど(笑)

Python関係で試験終了後に手を出すのは、「科学技術計算のPython入門」(技術評論社)にしようかなぁ。そのうち本屋でチェックしてみよう。

*1: https://www.nature.com/articles/s41598-018-27913-0

Jun.24,2018 (Sun)

▼ あと一週間

過去問は15年分を3周して、もう一回解き直しておきたい問題が幾つかあるだけとなった。残りの時間は暗記物中心で行く。あと一週間しかないという気持ちと、あと一週間で一旦解放されるという気持ちが半々である。その先どうなるかという問題もあるけれど、今からそれを考えても仕方ないので、それは置いておく。

▼ HP

Home Pageの意味で使っているのを承知の上で「Hewlett-Packardですか?」なんてふざけていたのは一体何年前のことだろう…なんてことはさておき、Hewlett-Packard が4系統に分かれていることを知らなかった。Agilentは知っているんだけど Keysight は知らなくて、Hewlett-Packard が HP Inc. と Hewlett Packard Enterprise に分かれたことも知らなかった。何か、浦島感半端ない。4本斜線のロゴを知って、凄く格好良いと思ったのも、今日だったりして。そういえば、結局買わなかったんだけど、一時 jornada 720が欲しかったことも思い出した。

今の業務をするようになって、視野が広がったような気がしていたけれど、広さは変わらずに、方向が変わっただけなのかも知れない。これは反省すべきである。

Jun.28,2018 (Thu)

▼ 真相は闇の中

過去に私がお偉いさんから無実の罪で責められた案件があるのだが、その案件の話になった時に、自分が責められたわけではないのに「あの時は俺も責められた」と言う御仁がいて、何を被害者面してるんだろうと少々驚いた。

また、彼は過去の業務で気に入らないことがあった際に、「この案件は失敗するけど、俺のせいじゃないから知らないや」と暴言を吐いたところ、その数日後に、偶然お偉いさんが「この案件が失敗すると思っているヤツはいないだろうな」と口にしたため、彼は誰かにチクられたと勘違いして犯人捜しをしたことがある(*1)。ところが、最近、彼が上記の出来事について口にしたのは、「お偉いさんが『この案件を失敗すると思っているヤツはいないだろうな』と言ったときに、『このままだと失敗する』と忠告しておけば良かった」というものだった(*2)

最初は、彼は自分の都合の良いように事実をねじ曲げようとしていると思ったのだが、本気でそう思っているようである。そこで思い出したのが、「錯覚の科学」で出てきたポジティブ・イリュージョンである。最初はフォールス・メモリーかなと思ったのだが、自分に都合の良いように記憶を歪めるという意味では、ポジティブ・イリュージョンの方が適切に思える。

勿論、彼の発言は意図的なものかも知れないし、私の記憶がポジティブ・イリュージョンになっている可能性だって否定できないのだけれど。

*1: 更に言うと、暴言は私を不愉快にさせるために発せられたものであり、真っ先に、私が犯人だと疑われた。
*2: この書きっぷりで想像できる通り、この案件は現時点では「失敗」である。最終的な結論が出るのは当分先なので、結論が変わる可能性は大いにあるけど。

Jun.29,2018 (Fri)

▼ 現実に目を向けない人々

先日の話とも関係する話である。自分たちは、他部門の動向を把握して、それに基づき調査などの行動を起こすことになるのだが、必要な情報が思うように集まらないのが現実である。

要因は二つあると思っていて、一つは部門間の力関係、つまり、相手部門から見ると、我々は彼らの下請的に動く部署であり、必要な状況が発生してから我々に話をすれば良いと思っているようだ。しかしながら、ここで言う「必要な状況」というのは「トラブル」と同義語で、それを未然に防ぐことが重要なのだから、これでは意味がない。もう一つは、我々が彼らに提供できる有用な情報、つまり、見返りがないと思われていることである。

今のところの対応策としては、最初は煙たがられても情報を貰い、その情報を元に他社動向などの調査をして、これをフィードバックすることである。トラブルを未然に防ぐことが重要であり、それが見返りだというこちらの意図を伝えるのである。相手部署の責任者の考え方にも依存するけれど、これが上手く行っている例もあって、先方からも積極的な情報提供をして貰っているので、他の部署に対しても、やりようはあると思っている。

「言われたことだけをやっていれば、責任を問われない」とか、「積極的に提案をすると、何かあったときに責任を押しつけられるから、自分等から提案をすべきではない」という考えで仕事をしてきた人が、今のような状況を作ったわけだが、その体質を変えるのも自分の仕事だと思っている。

Jun.30,2018 (Sat)

▼ 前日

いよいよ明日が本番である。

今日は最後の悪あがきをしようと思っていたが、気温の変化に体がついて行けないのか(多分寝不足)、朝から頭痛がしたりと体調がイマイチなので、資料をパラパラ眺める程度にして、流し気味に過ごした。梅雨が明けるのは嬉しいんだけど、気温が一気に上がるのは辛いものがある。

懸念点は色々あるけれど、思うように自分の時間が取れない生活にうんざりしているし、職場での色々なノイズも消したいので、頑張ってきたい。


Golden Child / no-spam-postmaster@goldenchild.jp
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